力学基礎

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運動量保存則・力学的エネルギー保存則・角運動量保存則の違いと使い分け【力学基礎】

運動量保存則・力学的エネルギー保存則・角運動量保存則はどう違うのでしょうか?今回はこれらの保存則が成立するための前提条件や、違いについて解説します。今回はこれらの保存則が成立する前提条件を整理し、どんな場面でどんな保存則が適用できるのかを確認します。
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内力と外力とは?|定義と見分け方【力学基礎】

複数の質点や物体をまとめて一つのグループとして扱うときそのグループを質点系と呼びます。質点系内の物体が互いに作用しあう力を内力と呼び、質点系の外部から質点系に作用する力を外力と呼びます。内力は質点系の運動に影響を及ぼさないため、内力と外力の区別をつける力を養うことは重要になります。
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運動量保存則・角運動量保存則とは? 導出と定義【力学基礎】

運動量保存則や角運動量保存則は複雑な力を考えること無く速度を計算できるため非常に有用な法則です。今回は運動量保存則と角運動量保存則の導出とその定義について解説します。これらの保存則は物理学において最も基本的な法則であるため、その成立条件を含めて理解することが重要になります。
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モーメントと角運動量|定義と応用【外積が使われる理由】【力学基礎】

モーメントと角運動量について解説します。どちらの物理量も回転に関するものです。モーメントは高校物理でも学びましたが、大学物理では外積を用いて定義します。今回はモーメントが必要になる理由や外積により表される理由について解説します。また、外積により表される角運動量についても解説します。
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静力学・動力学とは?|物体の釣り合い条件・運動方程式【力学基礎】

力学の二大分野である、静力学と動力学について解説します。静力学は力とモーメントが釣り合っているときの物体の状態について解析する力学の分野です。一方の動力学は力・モーメントが作用しているときの物体の運動を解析する力学の分野です。関連して、仮想仕事の原理とダランベールの原理についても解説します。
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運動エネルギーとポテンシャルエネルギー|力学の基礎の基礎 【力学】

力学において最も基礎となる仕事とエネルギーの概念について解説します。仕事とエネルギーの運動方程式との関係を探ることで、運動エネルギーとポテンシャルエネルギーというより深い概念に到達できます。また、ポテンシャルエネルギーに関連して、保存力と呼ばれる特別な力についても解説します。
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振り子の周期の微分方程式による導出|調和振動と振り子の周期

振り子の運動を題材に微分方程式の解法を紹介します。標準的な解法からラプラス変換まで四通りの方法で、微分方程式の解法を紹介します。振り子の微分方程式を解くことで、振り子の周期を数学的に導くことができます。
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ニュートンの運動法則と質点系の力学|質点系の力学から連続体力学へ【力学基礎】

質点の力学は高校物理で学びましたが、より踏み込み質点系の力学に進みます。また、質点系の力学を拡張し連続体力学への準備を行います。高校物理から踏み出しいよいよ大学物理の世界に突入していきます。この記事ではニュートンの運動法則と質点系の力学の関係を概観します。
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慣性モーメントの導出とオイラーの運動方程式|慣性行列とは?

角運動量を利用して慣性モーメントの導出を行います。角運動量から、慣性モーメントを一般化した慣性行列を見出すことができます。この慣性行列から、主慣性モーメントを計算でき、ここからオイラーの運動方程式を導出することができます。オイラーの運動方程式は、地球の歳差運動を説明する際に重要な役割を果たします。
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慣性モーメントと剛体の運動方程式|定義と計算例・平行軸の定理 【剛体力学】

剛体力学で最も基本的な事項である、慣性モーメントについて解説します。高校物理では物体に大きさが無いと仮定した質点の力学を主に学びましたが、現実の物体には大きさがあるため質点の力学を直接は適用できません。そのため、物体の大きさを考慮した剛体の力学が生まれました。今回は、剛体力学で最も基本的な事項となる慣性モーメントについて解説します。